とある水曜日、ひさしぶりに教材の勧誘のお電話がありました。
「ダイヤモンド社のリスクマネジメント推進グループの○○ですう」
ということで、まあ、ダイヤモンド社というと、いままで資格かなんかの勧誘の電話しかかかってきたことはないので、そのつもりで聞いてみると、
リスクマネジメント協会のBPR国際資格で、今回は先駆者優遇措置として1200名限定で講座を終了することで無試験で資格がもあれるとのことでした。
「パンフレットを送るので、まずは見てねっ」ってことでした。パンフレットが来るのは2,3日先ですから、その間にWebで調べてみようと思いました。
ところでBPR国際資格なんて聞いたことがなかったので、Googleで検索かけたんだけど、いっぱいでてくるのは、どれも
Business Process Redesign/Reengineering というのばかり。
リスクマネジメントとはちょっと違うなあと思ったので、(BPR and リスクマネジメント)で検索したら
Business Planner of Risk management というのがやっとでてきました。
リスクマネジメント協会(http://www.arm.gr.jp/)認定の国際資格とのことで、協会認定の教材を(株)ダイヤモンド社(http://www.diamond.co.jp/)から発行しているようですう。
ダイヤモンド社のBPR講座はこちら(http://www.diamond.co.jp/others/kouza/bpr2.html)。
教材のお値段は\390,000で、そんだけあったらとうの昔にキティに化けてるぞう、と思うくまさんなのでした。
きっとほかにもこの教材の勧誘をうけたおともだちもいるだろうと思って検索かけてみると、Niftyの資格フォーラム(http://www.nifty.ne.jp/forum/flicense/index.htm)にありました。メンバーオンリーの会議室に、その勧誘の様子が書き込まれていたのですが、その書き込みに対し、教材を販売していた株式会社プランニング・スタッフからのメールが掲載されています。(これはWeb一般公開)
資格商法Q&A(http://www.nifty.ne.jp/forum/flicense/caution/index.htm)
それでBPRの資格がどの程度有用なものかはわからなかったですが、まあ、現場では結構怪しげな勧誘方法をやってるなあという感じですね。
さらに検索を続けると...
2ch
資格全般(http://cocoa.2ch.net/test/read.cgi?bbs=lic&key=979466463&ls=50)
「D社のリスクマネジメント講座ってどうなの?」ってのがでてきました。けちょんけちょんですう(^o^)
そして金曜日、パンフレットが届きました。
「ひょっとしたらプランニングスタッフから届くのかな?」と思ってたのに、株式会社バム・インターナショナルという会社からでした。
さっそく会社名で検索したら...
株式会社バム・インターナショナル(http://www.akiyama-m.com/top.html)
はて、いったいなんの会社なんでせうね?
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で、月曜日の朝にはさっそく2回目のお電話がかかってきました。
とりあえず、むこうのお話をずーっと聞いたのですが、「ダイヤモンド社のリスクマネジメント推進グループの○○ですう」からはじまり、一言もバム・インターナショナルという社名がでてこなかったので、
「○○さんって、バム・インターナショナルの人なんですう?」って聞いてみたら「そうだよう」とのこと。
「じゃあ辞退するですう。」っていったら「なんでですう?」ってきたので
「ぜんぜん必要と思わないし、だいいちバム・インターナショナルの○○って一度も言わなかったからですう」と言ったら「わかりました」と言って電話が切れました。
ところで...
「日経新聞はお読みですか」
「日経の出版誌は購読なさってますか」
とかって質問してきたけど、これってさも日経と関係があると思わせる手だよねえ、きっと。
昨年引っ越して(参考:きてぃさんのお引越し)からというもの、電話の勧誘も無く平和な日々が続いておりましたが、とある日、会社にお電話がかかってまいりました。
情報処理技術協会からでした。
「はて、そんな団体に参加していたかなあ?」と思いつつも、お話を聞いていると、
「近々、『情報工学管理者』の資格試験制度が実施されるのですが、それに先立ち、特別措置として、所定講座を受講し、レポート審査に合格しますと、学科試験免除で情報管理工学者に認定されます。」ということでした。
よいこのおともだちなら、ピンときたかとおもいますが、いわゆる資格商法というやつみたいです。「いまですと試験免除ですよ」といって、なんとか結構高額なセミナーを受けさせようとするやつですね。
「国家試験で情報処理技術者や、シスアドとかあるですけど、また、新しい資格ができるですか?」と聞いてみたら、
「わたしは案内をするように言われているだけですのでよくわからないですう。詳しくはパンフレットをご覧くださいですう」だそうで、タダだそうなので送ってもらうことにしました。
くまさん「どちらにお送りすればよろしいでしょう?」あれれ、昔の住所ですう。まだ、郵便局で転送してくれるはずなので届くでしょう。
相手さん「そちらでわかってる住所でいいです。」
くまさん「えー、東京都福生市...でよろしいですか?」
相手さん「はい、そこでいいですう。」
で、しばらくしたら、ちゃーんとパンフが届きました。
なんでも、情報工学管理学会指定の研修機関が情報処理技術協会だそうで、なんだかよくわからんちんなのですが、それじゃあ情報工学管理学会というのはなんずらと思ったら、1983年に設立された情報科学に関する数少ない学識団体らしいです。
なお、今期の講座の日程表を見ると
基本必須科目 | 応用技術研修 | 特別講座 |
経営情報システム
システム運営管理 企業経営計数管理 財務情報システム 人事情報システム 工場管理システム |
(6/24)企業ホームページの現状と将来
(9/9)最新の物流管理 (11/11)情報化投資の有効性評価 (12/9)21世紀のIT |
(7/8)デビットカードの現状と将来
(8/26)奇想天外の発想 (10/14)環境ビジネス・環境対策 |
情報工学管理講座のホームページ (http://village.infoweb.ne.jp/~fwja4346/)
こちらが、情報処理技術協会の公式ホームページのようです。とってもシンプルなページですねっ!infowebっていうのも泣かせます(^_^;)
こんなページ公開してて、はずかしくないですう?
「情報工学管理者」でWeb検索してみると、
緊急特集!「情報工学管理者認定」という商売に御用心 (http://www.bekkoame.ne.jp/~if-kh/rep1/report15.htm)
これ、1997年6月6日にアップされた記事のようです。なーんだ、近々試験制度云々って言ってたけど、昔からあったんじゃんか♪
しかも、当時は360,000円だったそうですね。3年たったら100,000円もお安くなってますう。
...って、このくらいしか検索にひっかからないので、相当マイナーな資格らしいぞう。こんな資格、持ってても、あんまり役にたたにゃいと思うなあ。
うちのくまさん、「ホントに資格がとりたくなったら試験受けますから、受講はしないですう。」って断ったらしいですよ♪