くまさん |
「今日はUFOキャッチャーで釣られて10余年のキティさんにお話をうかがいます。」 |
キティ |
「みなさーん、こんにちは、あたしキティですぅ。」 |
くまさん |
「まずはじめに、どうやって掴まれるのが一番よいのでしょうか?」 |
キティ |
「あたしは顔がでかくて、しかも2頭身なので、やっぱり首を横から挟んでもらえるとうれしいです。」 |
くまさん |
「そうなんですか。痛くはないんですか?」 |
キティ |
「痛いというよりも頚動脈が締まるんで頭がボーッとしてくるんですけど、まあ、ちょっとの間ですから。」 |
くまさん |
「やっぱり持ち上げられると怖いもんですか?」 |
キティ |
「立ってるのと同じ向きですから、意外に恐怖心は無いんですぅ。」 |
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くまさん |
「でも、上手い具合に横から挟めないことってよくありますよね」 |
キティ |
「そうなんですぅ。特につらいのが前後で挟まれるとき。」 |
くまさん |
「おや、そりゃまたどうして?」 |
キティ |
「前後だと首の引っかかりが少なくって、爪が顔こすりながらはずれるんですぅ」 |
くまさん |
「そーいえばぺったんな顔のキティさんて掴めないですもんね。」 |
キティ |
「そーなんですよぉ。で、一番痛いのが爪が外れる途中でハナに引っかかったときなんですぅ。」 |
くまさん |
「想像しただけでも痛そうですね。」 |
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くまさん |
「そのほかにも痛い挟まれ方ってありますか?」 |
キティ |
「2頭身だからなのか、うつぶせで寝てると首を挟むお友だちが多いんですよぉ」 |
くまさん |
「ほほぅ。」 |
キティ |
「このとき、のどが締まって息ができなくなるんですぅ」 |
くまさん |
「なるほど、それは苦しそうですねえ。」 |
キティ |
「いったんアームが閉じちゃうと頭がでかいだけに抜けられないんですよお」 |
くまさん |
「なるほど」 |
キティ |
「反対向きだと苦しくないんですけどねえ。」 |
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くまさん |
「途中で落ちちゃうこともあるんでしょう?」 |
キティ |
「よくあるですぅ。」 |
くまさん |
「やっぱり高いところから落ちるのがいやですか?」 |
キティ |
「移動中に落ちても、たいてい下に仲間がいるんで、あんまり痛くないですぅ。」 |
くまさん |
「すると、もっと痛い場合があるんですか?」 |
キティ |
「足側掴まれて持ち上げられると頭が重いんで、その場ですぐ前にころんじゃうんですけどね。」 |
くまさん |
「ふんふん。」 |
キティ |
「なにせ自分がいままで居たところなんで、ほかの仲間がいないでしょう。硬いところに顔面強打してとっても痛いんですぅ。」 |
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くまさん |
「最後に、これだけはやめてほしい挟まれ方ってありますか?」 |
キティ |
「よく、縦に挟むお友だちがいるんですけど...」 |
くまさん |
「でっかいキティさんだと、よくこうやって取りますね」 |
キティ |
「そうなんですよお。」 |
くまさん |
「落ちるときにクルクル回りながら落ちるからですか?」 |
キティ |
「そう、目が回るってこともあるんですけど...」 |
くまさん |
「ほかにもあるんですか?」 |
キティ |
「人前でおまたにアーム突っ込まれるのがちょっとね。いちおうあたしも嫁入り前なのでぇ...」 |
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