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献血キティさん 99.1.24



 二十歳を過ぎたら献血しましょっ!っていうわけではありませんが、うちのキティさんも24歳ですから献血ぐらいするわってなもんです。

 大きな駅の近くには、たいてい献血センターがありますし、人が集まるところには、休みの日なんか献血バスが止まってたりします。日本では慢性的に血液は不足しているようで、足りない分は海外から輸入しているという話も聞きます。

 うちのくまさんは、会社にくる献血バスでしか献血したことがないのですが、献血センターというところはなかなかよいところらしいです。受付にはきれいなおねえさんがいるとか、採血シートもゆったりしているとか、採血中にテレビが見られるとか、採血後の休憩所でのんびりできるとか...。一度いってみたいものです。

 はじめての献血のときって、とっても怖かったんですが、実際やってみると、採血後、なんだか体が軽くなったような頭がすっきりしたような感じがして、なかなかgoodでした。ついでにジュースやボールペンやらもらえるし、血液検査もしてもらえちゃうんで、とってもお徳ですね。

 世の中には献血マニアとでもいうんでしょうか、町で献血バスを見ると、必ず献血してしまう人がいるようです。大学のとき、同じ研究室のおともだちにも献血マニアがいました。その頃は、くまさん、献血なんてしたことがなかったので、「変わった奴ーっ」と思っていましたが、今思えば、献血がくせになるのってよくわかります。

さてさて。うちのキティさんは、今回がはじめての献血ですぅ!


「いよいよ献血よっ!ドキドキするわっ!」

 写真は、どーも夏のように見えるかもしれませんが、詮索するのはよくないと思います。
受付をすませて、いざ、バスに乗り込みます。


「あらあら、血が抜かれてるわあ...」

左腕に針が刺され、採血がはじまりました。キティさんも赤い血なんですね。キティさん、はじめて見る自分の血に、ちょっぴり驚いています。
 
 


「なんだか血の気がなくなったわ」

 何ml採血されたかどうかは知りませんが、すっかり顔色がわるくなってしまいました。まさかリボンまで色が抜けるとは思いませんでした.。リボンのなかには血管がとおっているのでしょうか。うーん、不思議だぞ。

 ジュースをもらってゴクゴク飲んでいたら、だんだん顔色が良くなってきました.。ついでに血液型がはいったクマサンのピンバッヂをもらいました。さっきまで心細そうにしていたキティさん、物をもらっただけでニコニコするなんて、まあ単純なネコさんですね。


「くまさんっ!くまさんっ!」

 看護婦さんに、「血を抜いたから、水分をたくさんとってくださいねっ!」と言われました。ふーん、そーゆーもんなんですね。言われてみれば採血後は、なんとなく喉が乾きます。
その日の晩にはお風呂にはいっても大丈夫とのことですが、腕に貼られたバンソウコウをはがすのが、そりゃあ地獄でした。なんたってキティさん、全身毛だらけですから。


「今日はつかれたから早く寝るわっ」

 すぐ眠くなってしまうのはネコなのであたりまえなのですが、今日は特に眠くなります。これは血を抜いたからというよりも、献血を怖がってずーっと不安がってたせいに違いありません。

全然はなしは変わりますが、新宿のゲームセンターはしごして、パジャマキティをGetしてきましたが...とっても高価なキティさんになってしまいました。とうぶんUFOキャッチャーはお休みしようっと。
 

1999.1.24公開「献血キティさん」 
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