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きてぃさんのおえかき講座♪
その1「道具をそろえよう」
2001.8.13



こんにちは、きてぃです。
パソコンでお絵かきしてみたいよいこのおともだちのために、きてぃがお絵かきを教えるですう。

1.ソフトを準備する

お絵かきには、「お絵かきソフト」が必要になります。Windowsでいえば、「ペイント」というお絵かきソフトがはじめっからついてきます。
もちろんペイントでもお絵かきはできますが、なにぶん機能が貧弱なので、ちょっと凝ったお絵かきをしようとすると、とたんにイヤになっちゃいます。
できればもっと使いやすく機能の豊富なソフトを使ったほうがよいでしょう。フリーソフトから市販のソフトまでたくさんあります。

おっと、その前にペイント系とドロー系について説明しておきましょう。
お絵かきソフトを大きく分けるとペイント系ソフトとドロー系ソフトのふたつがあります。これは、簡単に言ってしまいますが、

「お絵かきのやり方の違い」

だと思ってもらっちゃってよいです。ほんとは画像の管理の方法が異なるために、描き方も変わってくるってことなんですけどね。

ペイント系

画像を点のあつまりとして管理します。
Windowsについてくるペイントはペイント系です。いま、一本の黒い曲線を描いたとします。
すると、お絵かきソフトは、
「右から100ピクセル目、上から50ピクセル目は黒い点だな。右から110ピクセル目、上から60ピクセル目も黒い点だな。」
というように理解します。
描き終わった黒線は、黒い点のあつまりとして管理されます。
ペイントでマウスを使って黒い線を書く場合、マウスのボタンを押しながらマウスを動かしますね。
とにかく、ボタンが押されているときにマウスが動かすと、その動いた跡が黒い点で敷き詰められていくって感じです。
ドロー系
 
いっぽうドロー系は、線を
「はじまりの位置、おわりの位置、線の向き(直線か、曲線か。曲線ならどんな曲線か)」
というように管理します。
そのため、線を描く場合には、
「ここが描き始めの点、ここが描き終わりの点、で、線は右側にふくらんだ曲線で...」
というような描き方をします。
矢印の向きを変えると...
曲線の曲がり具合が変わる
こうしてみると、どうやらドロー系って描くのが面倒だと思いませんか?
だって、ペイント系のソフトなら、とにかくボタンを押しながらマウスを動かせば、動かしたとおりに線が描けるんですから。

 

 
 
 
 
 
 
 

では、実際にペイント系ソフトとドロー系ソフトで描いたキティさんを比べれみることにするですっ!
 

ペイント系ソフトで描いたキティさん
ドロー系ソフトで描いたキティさん

あらあら、ドロー系ソフトって、とってもきれいな線が描けますね。
描くのはちょっぴり大変だけど、きれいな曲線が描けるのがドロー系ソフトのよいところです。
そして、ペイント系で描いた線は、拡大するとギザギザになっちゃうんですが、ドロー系ソフトの線は、拡大してもギザギザになりません。
ですから、いっぺん描いた絵をおおきくしたいという場合でも、きれいに大きくできます。

おリボンを...
ペイントソフトで拡大したとき
ドローソフトで拡大したとき

このふたつを見比べると、なんかドロー系のソフトのほうがよくなっちゃいますが、ペイント系でなくちゃできないこともあるんですよ。
それは...

フォトレタッチ

つまり写真の編集です。明るくしたり暗くしたり、色合いを赤っぽくしたり青っぽくしたり、水彩画っぽくしたり...こーゆーことはペイント系ソフトならではなんです。
キティさん研究所のカレンダー壁紙は、写真とお絵かきを合成してますが、お絵かきと写真の境目を自然にぼかしたり、影をつけたりするのは、やっぱりペイント系ソフトが得意とするところなんですう。あとスプレーで描いたような絵や、筆で描いたような絵というのもペイント系の得意分野なんです。

いっぽうドロー系は、輪郭のはっきりした絵を描くソフトなので、ぼかしたような絵は無理(できても難しい)なんですね。

じゃあどっとにすればいいの?っていうと、ペイント系ソフトのほうが何かといろんなことができるし、比較的安いので

まずはペイント系ソフトを買って、腕が上がったらドロー系ソフトを買おうっ!

ってな感じですね。慣れるとペイント系ソフトでも、けっこうきれいな線がひけるもんですよ。

で、ソフトなんですが、ペイント系であれば、フリーでもけっこう使えるソフトがあります。(ドロー系のフリーソフトはとっても少ない)
しかし、はじめてのお絵かきなら、マニュアルもちゃんとついてるパッケージ品を買ったほうがよいでしょう。

ちなみにうちのくまさんは、

ペイントショッププロ(ペイント系)コーレルドロー(ドロー系)を使っています。
ついでに、みんなのあこがれ(?)Ribbonのまる〜♪さんフリーハンド(ドロー系)をつかっておられますう。

なお、ペイントショッププロは簡単なドロー機能を持っているので、(凝ったことはできないけど)キティさんのイラストくらいなら描けちゃいます。
このページの、ドロー系ソフトで描いたキティさんは、ペイントショッププロを使って描いています。
また、ドロー系ソフトといっても、簡単なフォトレタッチ機能は持っていることが多いです。

ほんとはいろんなソフトを紹介しようかとも思ったんだけど、自分の使ってるソフトしか使ったことが無いので、他のソフトのことはよくわかりません(^^;

2.タブレットって知ってるぅ?

マウスでもお絵かきはできるんですが、はじめはなかなかうまくかけないと思います。
 
こーゆー絵を描こうと思ったのに...
マウスで描いたらこんななった(;_;)

上手な人はマウスでもすいすいお絵かきしちゃうんですが、タブレットという入力機器を使うと、

とっても楽チンです。

タブレットは、ペン型の入力機器で、専用のパッドの上でなぞったとおりの線が描ける、とっても便利なものです。
 
マウスはたいへん...
るんるん気分でタブレット

タブレットはワコムのタブレットで決まりです。FAVOというシリーズがよいでしょう。(もっとも、おこづかいがたくさんあるなら、上位機種のIntuosシリーズもいいぞ)
なお、タブレットを使うばあいは、タブレットに対応しているソフトを買いましょう。対応ソフトでなくても線は描けますが、対応ソフトだと、筆圧で強い線や弱い線を描くことができます。

今回はお絵かきに必要なソフトと、あると便利なタブレットの紹介をしたです。
それでは次回まで、さようならですう。
 


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